バイクを売る際はまず、買取業者で査定をしてもらうことになります。
最高の状態で査定してもらうために、事前に必ず自分で愛車のチェックをすることをおすすめします。
業者に査定を依頼した後にチェックを行ってもかまいませんが、依頼してから査定をするまでの期間が短いことが少なくなく、慌ててチェックしたために満足な自己チェックができないということや、最悪チェックを何もしないまま査定を受けてしまったという人もいます。
査定依頼の前に余裕をもって愛車の自己チェックができるとよいでしょう。
そこで今回は、誰でも簡単に愛車の自己チェックができるように、参考にして頂きたいポイントをご紹介したいと思います。
5つの基本のチェックポイント
1.エンジンの調子が良いか
しばらく走らせていない愛車の売却を検討されている場合などは特にそうですが、エンジンがかかるかどうかはもちろん、アイドリングの調子が良いかどうかも事前にチェックしましょう。
エンジンがかからないままの状態でも売却は可能ですが、エンジンがかからない状態では当然マイナス査定になる可能性が高くなります。エンジンをそのままにして査定に出してマイナス査定として提示される買取額と、エンジンが掛かるようにしてから査定に出したときの修理にかかった出費などをはかりにかけて、修理するかどうかを判断することが1つの手段です。
2.ブレーキなどの作動チェック
バイクが正常に動作するかのチェックは欠かせません。オイル漏れはないかどうかもチェックしておくとよいでしょう。
3.外傷のチェック
車体に目立つ大きな傷や凹みなどがないかどうか、自分の目でチェックしましょう。
小さい外傷で簡単に直せるようならば修理してもよいでしょう。この際タッチペン程度にとどめておきましょう、パテ・ラッカースプレーはよほど自信が無ければやめておきましょう。
4.ランプやメーターの点検
査定時にチェックされると意外と大きな減額になりやすいのが電装系です。
ヘッドライト回りはバルブがしっかり点灯しているかどうか、ハイビーム とロービールそれぞれのバルブ点灯状況などをチェックしましょう。バルブに問題がなくとも、反射板の状態が悪い場合やレンズに欠けや割れヒビが生じている場合は充分な光量が出なくなってしまうため、レンズや反射板のチェックまでできると尚よいです。
ウインカーに関しても、レンズの破損や点滅のタイミングなどを確認します。
5.ノーマルパーツがあるか
愛車にカスタムパーツを取り付けている場合は、もともと取り付けられていたノーマルパーツがきちんと保管されていることを確認して下さい。ノーマルパーツに戻して査定に出した方が高額査定になることが多いです。取りはずしたカスタムパーツは新しく買ったバイクに付けてもよいですし、人気のあるパーツでしたらネットオークションなどで売っても良い値が付きます。また、大手ではない買取業者の場合プラス査定になる場合もあるので、査定時に見てもらいましょう。
まとめ
無理に慣れていない人が無理をして直そうとする必要はありません。
頑張って余計な傷をつけてしまったりしては本末転倒です。チェックと修理は慎重に行いましょう。